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studio PINE SQUARE

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アウディ帝国の確立(2000-2005)

 多くのメーカーやプライベーターに門戸を開くはずのGTマシンによるル・マン24時間は、マクラーレンF1GTRという市販車の枠をちょっと踏み越えたマシンが優勝することによって、結果的にワークスが大量に資本投下して市販車とはかけ離れたワンオフマシンと化していきます。高コストと高度な技術が問われるようになり新参プライベーターは撤退、またワークスも事故や他カテゴリーへの進出など様々な理由によってル・マンから離れていき、その後もそこに留まったアウディが2座オープンカーで一時代を築くのは必然だったのかも知れません。そして2000年から15年の長きに渡ってル・マンに君臨していくことになります。勝利のすべてがアウディ・ワークスという訳ではなく2004年は日本チーム、2005年はアメリカチームといった具合です。また2003年のベントレーもアウディと同様フォルクスワーゲン傘下であり、フォルクスワーゲンの販売方針に基づいてアウディ流のノウハウで作り上げたマシンで事実上アウディといっていいものです。いずれにしても「アウディでなければ勝利なし」の一択の状況だったのです。
 また全日本F3、F3000、JTCCに参戦して日本に馴染みの深かったトム・クリステンセンが連覇を続けて「ル・マン・マイスター」への道を駆け上がっていく時代でもありました。

2000年


ミニチャンプス1/43 アウディ R8
#8 フランク・ビエラ / トム・クリステンセン / エマニュエーレ・ピロ
走破距離:5007.99km
平均時速:207.00km/h
スポンサー:インフェニオン・テクノロジーズ(半導体メーカー)

2001年


ミニチャンプス1/43 アウディ R8
#1 フランク・ビエラ / トム・クリステンセン / エマニュエーレ・ピロ
走破距離:4381.65km
平均時速:180.95km/h
スポンサー:インフェニオン・テクノロジーズ(半導体メーカー)

2002年


ミニチャンプス1/43 アウディ R8
#1 フランク・ビエラ / トム・クリステンセン / エマニュエーレ・ピロ
走破距離:5118.75km
平均時速:213.07km/h
スポンサー:インフェニオン・テクノロジーズ(半導体メーカー)

2003年


イクソ1/43 ベントレー スピード8
#7 リナルド・カペッロ / トム・クリステンセン / ガイ・スミス
走破距離:5145.40km
平均時速:214.40km/h

2004年


スパーク1/43 アウディ R8
#8 荒聖治 / リナルド・カペッロ / トム・クリステンセン
走破距離:5169.97km
平均時速:215.42km/h
スポンサー:カシオ、エンスージア・プロフェッショナル・レーシング(コナミ)、タカラ(現タカラトミー)、マーレ

2005年


スパーク1/43 アウディ R8
#3 トム・クリステンセン / J.J.レート / マルコ・ワーナー
走破距離:5050.50km
平均時速:210.22km/h
スポンサー:ADT(電子セキュリティー)、アンスル(消火器)、マーレ


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